ポツダム (Potsdam )
 2003年も秋深まった11月15日。
 成田からルフトハンザ機でドイツ・ベルリンへ。そこを起点に8泊10日間、東欧4ヶ国の首都を巡った。

 ベルリン、プラハ、ウィーン、ブダペスト、それぞれに2連泊。昨今の異常気象のせいでもあるか、各都市の景観は寒々の季節外れではなかった。ぼくたちにはラッキーで、天に感謝のほかはないが、やや複雑な気もした。
 どの地の街路も、城塞の周辺や丘陵も、紅葉の名残をまだとどめながら冬支度にかかるところだった。ショーウィンドー、広場、デパートではそろそろクリスマスのデコレーションに模様替えがはじまっており、それは時期の到来を告げる一方、肌で感じる季節にはミスマッチだった。

 ウィーンには一度立ち寄ったことがある。2泊したかな? 20年以上も前だから(1980年)、ほとんど覚えていない。他の都市は初めてだ。
 いつもながら、予想したよりも、予想も予期もしなかった経験がはるかに多い。旅の準備を怠ったことにもよるが、どれだけ準備万端であってもこの公式は覆らないだろう。予想外とハップニング、それが旅の醍醐味でもある……、とくに海外旅行では。もちろん安全無事が前提だが。
 ともあれ、次章以降、メモと写真を頼りにつづることにする。
朗読(2'32") on
 
ベルリン
ベルリンの壁
ベルリンの壁
 
プラハ
プラハ城
プラハ城
 
ウィーン
国立オペラ座
国立オペラ座
 
ブダペスト
ドナウ川
ドナウ川
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〔ベルリン〕
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